5.31 新緑の季節ロードショー

 

イントロダクション

誰もが魅了される、東京を舞台とした成長と救いと〝恋〟の映画

二〇〇二年、個人でデジタルアニメーションの新しい地平を切り拓いた衝撃のデビュー作「ほしのこえ」以来、常にその作品が注目されてきた新海誠。その鮮烈なビジュアル表現と、個人の悲しみの核をすくい上げる物語表現は、国内外の若者に広く影響を与え続けている。
二〇一三年、新海が紡ぐのは〝愛〟よりも昔、〝恋〟の物語。現代の東京を舞台に、誰もが魅了される成長と救いのアニメーション映画がいま、幕を開ける。

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物語───靴、万葉集、日本庭園、雨。

靴職人を目指す少年が、雨の日の日本庭園で謎の女性に出会う。彼女が少年に残したのは一篇の万葉集。
──「言の葉の庭」の導入はこのうえもなく魅力的だ。思春期の困難を抱える少年と、社会の重みに立ちすくんでいる女性を交互に、切なく愛おしく描く。まるで小説を読むような繊細な心情描写を、しかしアニメーションにしか為し得ない射程で描く新海誠独特の筆致がますます冴え渡る!

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ビジュアル───ここにしかない、唯一の色彩。

たとえば梅雨、新緑の季節の庭園、そこに立つ女性はどのような色に染まるのか。雲間から差す夏の光に、雨上がりのアスファルトはどのように輝くのか。「言の葉の庭」のビジュアルは、世界の美しさをあらためて観客に気づかせるだろう。環境の反射色まで描き込まれた美しいキャラクターは、日本のアニメーション表現が新たに到達する極北である。

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音楽───新緑をたたく雨のように。

軒先から垂れる雨粒のリズムに心を慰められること、本心と言葉がつながらない切ない時間。そういう映像からこぼれおちてしまうような精緻な心の流れを、珠玉のピアノ曲が活写する!
さらに主題歌は大江千里の往年の名曲
「Rain」を二〇〇〇年代を代表するアーティスト秦基博がカバー。普遍に届くメッセージに現代の息吹が吹き込まれ、新たなスタンダードナンバーが誕生した。

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ストーリー

物語───靴、万葉集、日本庭園、雨。

靴職人を目指す少年が、雨の日の日本庭園で謎の女性に出会う。彼女が少年に残したのは一篇の万葉集。
──「言の葉の庭」の導入はこのうえもなく魅力的だ。思春期の困難を抱える少年と、社会の重みに立ちすくんでいる女性を交互に、切なく愛おしく描く。まるで小説を読むような繊細な心情描写を、しかしアニメーションにしか為し得ない射程で描く新海誠独特の筆致がますます冴え渡る!

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